面談で聞かれるベスト7

なぜこの事業を始めようと思ったのですか?

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創業の動機は大切です。 創業の動機が熱ければ熱いほど、熱心に事業を行うと判断されます。
なぜこのビジネスをはじめようとしたのか、あなたの想いを伝えて下さい。
但し実際には、なんとなく創業するケースや創業の動機が弱いケースもありますが、創業の動機が弱いからと言って事業が上手くいかないという訳ではありませんが、創業融資を受ける為にはなぜ独立するのかを、伝えることが大切です。

将来の展望はどのようにお考えでしょうか?

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ビジネスが上手く軌道に乗った後、どのように考えているのを伝えて下さい。
例えば、飲食店などの場合は、1店舗目が軌道に乗りスタッフが成長する三年後には2店舗目を出したいなどのあなたのビジネスの未来像を伝えて下さい。
但し、店舗を〇〇店舗数を増やすとか、会社を大きくしたいなど、拡大だけがビジネスの成功では無いので、あなたの考えてる未来像を伝えて頂ければOKです。

事業が上手くいかないときはどのようにしますか?

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「経験がある先輩経営者や頼りにしている税理士等に助言を求め、アドバイスを頂けながら事業を運営していこうと思います」と回答するのがベストです。

自己資金はどのように貯めましたか?

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創業融資の面談の際に自己資金をどのように貯めたのかと聞かれます。
一番いい回答は、独立開業を○○年前から考えていたので、毎月の給与の中から少しずつコツコツ貯金しましたという回答がベストです。
(しかし、貯金してきた経歴を通帳から証明することになるので、事実と異なる回答はしないで下さい。見せ金は99%バレます)
独立のために計画的にコツコツと時間を掛けて貯金をしてきたと言う事は、独立後もコツコツと仕事をして、利益をしっかり出して、借入金の返済もしっかり出来そうだという印象になります。
自己資金は最低でも100万円は貯めた方が融資は受けやすくなります。
日本政策金融公庫の融資担当者の話によると、自己資金の要件は以前よりも緩和されて1/10、経営力強化資金では自己資金の要件は御座いませんが、自己資金は融資希望額の1/3程度は準備しておくのがベストとの事です。

但し、自己資金が少ないからといって創業融資を諦める必要はありません。
自己資金は創業融資の際の重要な審査検討ではありますが、自己資金の要件だけが審査で絶対視されるものでも御座いません。

どんな経歴をお持ちですか?

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創業融資を受ける方は、今まで独立した事による実績がありません。
そこで、今まで会社員としての経験や経歴が、今後の独立してからの商売の裏付けとなります。
もし以前の職場で役職などがある場合は、役職に絡めて今までの経験・職務内容をアピールして、今までの経験・業歴を、創業する業務内容に絡めて説明して下さい。
独立前の経験というのは、創業融資における資金調達だけでなく、独立後のビジネスを成功させられるか否かについての鍵となりますので、独立開業の為の業務経験はしっかり積んで下さい。

もし、経験や経歴が不足している場合は?

経験が無く研修で補おうするケースも見受けられますが、実務経験を積んだ上で研修を積む事は、業務の飛躍に繋がりますが、実務経験が無く、研修やセミナーだけビジネスが上手く行くほど、ビジネスは甘くありません。
何よりも実務経験を数年積むことが、独立後のビジネスを成功させる事に繋がります。

もし、経験が足りないという場合における創業融資を受ける為の解決策として、次のA・Bの二つがあります。

A、フランチャイズに加盟する
B、経験が足りない部分をパートナーで解消する。

という二つの方法が考えられます。

しかし、これらの方法で創業融資が受けられたとしても、その後のビジネスが上手くいく可能性はしっかり経験を積んだ場合と比べて非常に少ないので、あなた自身が経験を積んだ上での独立をお勧めします。
なぜ、フランチャイズは成功しないのか?というと、会社を経営してく上での多くのコストを本部にコントロールされることになりますし、また、フランチャイズによってはサポート体制が不完全なケースが数多く見受けられます。
不足している経験をパートナーと共に解決するというケースでは、開業後パートナーとの関係が悪くなるという事が多々見受けられる為、あなた自身が経験を積むことをお勧めします。
ビジネスのセオリーとして、まず代表者がノウハウを持っているのが前提です。
独立後数年経過して、社長が持っていない技術を持っている人を採用する事は組織の成長に繋がりますが、まずはあなた自身が独立する業務の経験を積んでスタートして下さい。

あなたのビジネスはどのような強み(他社との差別化 )がありますか?

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成功している会社は、他社とは違う商品・サービスがあります。
ここでのポイントとして奇抜な差別化が必要な訳ではなく、どのようにしてお客様から受け入れられる商品やサービスを提供して、お客様視点で他社との差別化を図るかと言う事が大切です。
事業とは「顧客を創造すること」でありますので、繰り返しになりますが、どのようにお客様の視点でサービスを行うのかを伝えて下さい。
成功している会社には多くの仕組みがありますので、珍しく奇抜な会社(お店)という視点ではなく、他社を真似してでも構いませんので、差別化・お客様に対するアピール出来る商品・サービスを創って下さい。

例えば、レスポンスのスピードが速い、品揃えやメニューが豊富、など、同業他社だけでなく業界が異なる他社を研究することが一番の近道です。

また、新たな事業における商品の差別化の考え方は・・・・次のA~Dにける戦略を練ります。

A、現商品・サービスを、現在ある市場に投入する
B、新商品・サービスを、現在ある市場に投入する。(ライバルがいない市場で戦う)
C、現商品・サービスを、新しい市場に投入する。(ライバルが少ない市場で戦う)
D、新商品・サービスを、新しい 市場に投入する。(リスクが大きい為、中小企業では×)

中小企業では、強みを生かした経営をする為に、「A・B・C」で戦います。
Dの「新商品・サービスを、新市場に投入」という戦い方は中小企業ではリスクが大きいため、行いません。

中小企業では資金が十分に無いため、開業当社は特に失敗が許されないために、比較的安全なA~Cの商品設計で戦略を練り、開業準備を進めて下さい。

事業を始めるにあたって、周りの人に反対されましたか?

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前職の給与が大きければ大きいほど、事業を始めるに際して親族に反対されなかったか?と、融資担当者から聞かれます。
もし、奥様に反対されている場合において、身内を説得出来ないような方は、身内も説得出来ない人は今後の事業が上手くいかないと思われる為です。
奥様などの「身内は説得して、サポートして頂けるようになりました」と前向きな回答して下さい。